経理業務の属人化は企業にとって重大なリスクです。
このコラムでは、経理業務の属人化を防ぐための具体的な方法について解説します。
効率的なプロセス改善や知識共有の手法を活用して、経理業務の依存度を下げ、リスクを軽減する戦略を紹介します。
経理業務の属人化とは、特定の個人に経理業務が集中し、その人だけが業務の詳細を知っている状態を指します。
例えば、担当者が不在(病気、休暇、退職など)の場合、経理業務が滞り会社全体の業務に支障をきたすことがあります。
月次業務のような作業日が毎月固定している場合、担当者は該当日に休暇を取りずらくなります。
また、特定の個人しか業務の内容や進捗状況を把握していないため、他の社員や管理者が業務の状況を確認するのが難しくなります。
それらを事前回避するためにも、業務標準化・文書化・システム導入・外部委託することを推奨します。
これにより、誰でも業務を引き継ぐことができる環境を整えることが求められます。
経理業務が属人化する要因には、以下のようなものがあります。
①業務の非標準化
②業務手順の文書化不足
③教育・トレーニングの不足
④システムの未整備
⑤コミュニケーション不足
⑥管理者の監督不足
⑦業務の範囲が広すぎる
⑧人員不足
⑨経理知識の偏り
これらの要因を認識し、対策することで経理業務の属人化を防ぎ、組織全体の効率性と安定性を向上させることができます。
経理業務の属人化は会社・担当者のどちらにも良い影響はありません。
これを機に、外部への委託を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
経理業務でお困りのことがあれば、ご相談お待ちしております。
少しでも御社の力になれると幸いです。
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1979年(昭和54年)生まれ。愛知県豊川市出身。
ニュージーランドの高校(グレンダウウィーカレッジ)を卒業後、南山大学経済学部に入学。
大学を卒業と同年に税理士国家試験合格。
東京の新日本アーンストアンドヤング税理士法人に就職し、国際法人税務に携わる。
帰郷し、当時母が営む筒井経営会計事務所に就職。
平成21年1月、代表に就任。
平成26年9月、税理士法人中央会計社を設立・代表に就任。
(東海税理士会所属 税理士登録番号:109111)
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