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2024.07.29
経理業務の属人化を防ぐ方法

経理業務の属人化は企業にとって重大なリスクです。

このコラムでは、経理業務の属人化を防ぐための具体的な方法について解説します。

効率的なプロセス改善や知識共有の手法を活用して、経理業務の依存度を下げ、リスクを軽減する戦略を紹介します。

 

経理業務の属人化とは何か?

経理業務の属人化とは、特定の個人に経理業務が集中し、その人だけが業務の詳細を知っている状態を指します。

例えば、担当者が不在(病気、休暇、退職など)の場合、経理業務が滞り会社全体の業務に支障をきたすことがあります。

月次業務のような作業日が毎月固定している場合、担当者は該当日に休暇を取りずらくなります。

また、特定の個人しか業務の内容や進捗状況を把握していないため、他の社員や管理者が業務の状況を確認するのが難しくなります。

 

それらを事前回避するためにも、業務標準化・文書化・システム導入・外部委託することを推奨します。

これにより、誰でも業務を引き継ぐことができる環境を整えることが求められます。

 

経理業務が属人化する要因

経理業務が属人化する要因には、以下のようなものがあります。

  1. ①業務の非標準化

    • 経理業務が明確に標準化されておらず、個人の裁量や方法に依存している場合、その人しか対応できない状態になります。
    •  
  2. ②業務手順の文書化不足

    • 業務手順が文書化されていないため、他の人が業務内容や手順を理解するのが難しくなります。
    • これにより、特定の担当者に依存する状況が生まれます。
  3.  
  4. ③教育・トレーニングの不足

    • 経理業務に関する知識やスキルを持つ人が限られており、他の社員に対する十分な教育やトレーニングが行われていないと、特定の人に業務が集中します。
  5.  
  6. ④システムの未整備

    • 経理業務を効率化・標準化するためのシステムやツールが導入されておらず、手作業や個別のノウハウに依存している場合、属人化が進みます。
  7.  
  8. ⑤コミュニケーション不足

    • 経理業務に関する情報共有が不十分で、業務内容が担当者内で閉じている場合、他の社員が業務を理解するのが難しくなります。
  9.  
  10. ⑥管理者の監督不足

    • 管理者が経理業務の進捗や内容を十分に把握しておらず、特定の担当者に業務が集中している状況を見過ごしている場合、属人化が進行します。
  11.  
  12. ⑦業務の範囲が広すぎる

    • 経理業務を担当する人が一人で多くの業務を抱えていると分担が不十分になり、その人に依存する状況が生まれます。
  13.  
  14. ⑧人員不足

    • 経理部門の人員が不足しているため、特定の個人に業務が集中しやすくなります。
  15.  
  16. ⑨経理知識の偏り

    • 経理知識やスキルが特定の個人に集中していると、その人に依存する状態が生じます。

 

これらの要因を認識し、対策することで経理業務の属人化を防ぎ、組織全体の効率性と安定性を向上させることができます。

 

属人化がもたらすリスクとは?

担当が固定されてしまうことで、特定の担当者に過度な負担がかかりストレスを感じやすくなります。
 
これが原因でモチベーションの低下離職のリスクも高まります。
 
担当者が突然退職した場合、どうなるのでしょうか。
 
業務の引継ぎがスムーズに行われず、業務の継続が困難になり会社の行有無全体に混乱が生じる可能性があります。
 
また、担当者が不在の場合でも突発的な問題が対処できないなどあらゆる問題が生じます。
 

 

経理業務の標準化のポイント

経理業務の標準化を進めるためのポイントには、以下のようなものがあります。

  1.  
  2. ①業務プロセスの可視化

    • 全ての経理業務プロセスをフローチャートなどで図示し、誰が何をいつ行うかを明確にします。
    • これにより、業務の全体像を理解しやすくなります。
  3.  
  4. ②業務手順書の作成

    • 各業務プロセスに対して詳細な手順書を作成します。
    • 具体的な作業手順、使用する書類、システムの操作方法、チェックポイントなどを明記し、誰でも同じ方法で業務を遂行できるようにします。
  5.  
  6. ③業務フローを一元管理

    • 経理業務のフローを一元管理し、全員がアクセスできるようにします。
    • これにより、業務の進捗状況を把握しやすくなり、担当者が変わってもスムーズに引き継ぐことができます。
  7.  
  8. ④システムの導入

    • 経理業務の自動化や効率化を図るためのシステムソフトウェア(会計ソフトやERPシステムなど)を導入します。
    • これにより、データの一元管理や自動化が進み、ヒューマンエラーのリスクが減少します。
    •  
  1. ⑤継続的な教育とトレーニング

    • 新しい担当者や全社員に対して、業務手順やシステムの使用方法に関する継続的な教育やトレーニングを実施します。
    • これにより、全員が同じ基準で業務を遂行できるようになります。
    •  

これらのポイントを実践することで、経理業務の標準化が進み、業務の効率化やリスクの軽減が実現できます。経理業務の負担を減らすためにも、一度外部委託を検討してみてはいかがでしょうか。

実際に外部委託した会社様の意見をご覧ください。

【経理代行 導入実績URL】

社内の請求書や書類整理をご依頼いただいております。

https://www.keiri-chuo.com/results/results-4246/

 

4.まとめ

経理業務の属人化は会社・担当者のどちらにも良い影響はありません。

これを機に、外部への委託を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

経理業務でお困りのことがあれば、ご相談お待ちしております。

少しでも御社の力になれると幸いです。

 

経理代行ページ:https://www.keiri-chuo.com/page-69/  

クラウド導入ページ:https://www.keiri-chuo.com/page-1059/page-1018

 

この記事の監修者
株式会社中央会計社 代表 筒井彰英

1979年(昭和54年)生まれ。愛知県豊川市出身。
ニュージーランドの高校(グレンダウウィーカレッジ)を卒業後、南山大学経済学部に入学。
大学を卒業と同年に税理士国家試験合格。
東京の新日本アーンストアンドヤング税理士法人に就職し、国際法人税務に携わる。
帰郷し、当時母が営む筒井経営会計事務所に就職。
平成21年1月、代表に就任。
平成26年9月、税理士法人中央会計社を設立・代表に就任。

(東海税理士会所属 税理士登録番号:109111)

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