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- 2024.12.16
- 経理は税理士に丸投げできる!記帳代行との違いも解説
経理代行業務の未来をAIやRPAの視点から解説。自動化技術が進化する中で、経理業務はどう変わるのか。業務効率化やコスト削減の可能性、経理代行サービスの新しい役割を探ります。
AIやRPAが変える経理代行業務の現状と課題
人手不足への対応として経理業務にAIやRPAを導入したことにより、経理代行業務は大きく変革しています。
作成したいものや使用したい場面により、下記のように使い分ける事ができます。
《用途の違い》
AI:判断や予測、学習が必要な業務に使用(例…売上予測、文書分析)
RPA:明確なルールがある定型作業を自動化(例…データ入力、ファイル転送)
これらの技術は、定型的で反復的な作業の自動化を可能にし、業務効率の向上や人為的ミスの削減に役立っています。
導入したことによる「現状」や「課題」に着目してみましょう。
《現状》
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業務効率の向上: AIやRPAの活用により請求書処理や仕訳入力などの定型業務が自動化され、業務時間の短縮が実現されています。
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人的ミスの削減: 自動化により、人為的なミスが減少し、データの正確性が向上しています。
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人材の有効活用: 定型業務の自動化により、経理担当者はより高度な業務や分析業務に集中できるようになっています。
- 《課題》
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システム導入コスト: AIやRPAの導入には初期費用や運用コストがかかり、中小企業にとっては負担となる場合があります。
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既存システムとの連携: 新たなシステムを既存の業務フローやシステムと統合する際に、技術的な課題が生じることがあります。
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人材育成: 新しい技術の導入に伴い、従業員に対する適切なトレーニングやスキルアップが求められます。
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セキュリティ対策: 重要なデータを扱うため、情報セキュリティの強化が必要となります。
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これらの課題を克服するためには、経営者や担当者の意識改革、適切な投資判断、そして継続的な人材育成が重要です。
また、AIやRPAの導入を検討する際には、自社の業務内容や規模に適したソリューションを選定することが求められます。
自動化技術がもたらすメリット:経理効率化とコスト削減
経理業務の効率化
自動化技術は、経理業務を効率化するさまざまな方法を提供します。
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定型業務の自動化
- 請求書の入力、仕訳、経費精算などのルーチンワークを自動化。
- 繰り返し作業の負担を軽減し、作業時間を短縮。
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リアルタイム処理
- データ収集や処理を即時に行うため、リアルタイムで経営データを確認可能。
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人的ミスの削減
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迅速なデータ集計
- AIによる分析で、売上や経費データを即座に集計し、経営判断を迅速化。
コスト削減
自動化技術は、長期的に以下のコスト削減につながります。
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人件費の削減
- 定型業務を自動化することで、必要な人手を最小限に抑えられる。
- 労働力不足への対応としても効果的。
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業務効率による間接的なコスト減
- 時間削減により、他の業務にリソースを割り当て可能。
- 繰り返し作業による疲労やミスを減らし、修正コストを抑制。
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ITツールの活用で経済的な運用
- RPAツールやクラウドサービスは初期投資が必要ですが、長期的にはコストパフォーマンスが高い。
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アウトソーシングコストの最適化
- 自動化により外部委託を最小限に抑えることで、継続的なコストを削減。
経理代行業者の新しい役割: AI活用で進化するサービス
まとめ
自動化技術は、経理業務を効率化することで作業負担を軽減し、ミスを減らすだけでなく、コスト削減の大きなメリットをもたらします。これにより、企業は人的リソースをより付加価値の高い業務に集中させることが可能になります。
導入の初期投資を超える効果が見込めるため、経理代行サービスの導入を検討してみてください。
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この記事の監修者
株式会社中央会計社
代表
筒井彰英
1979年(昭和54年)生まれ。愛知県豊川市出身。
ニュージーランドの高校(グレンダウウィーカレッジ)を卒業後、南山大学経済学部に入学。
大学を卒業と同年に税理士国家試験合格。
東京の新日本アーンストアンドヤング税理士法人に就職し、国際法人税務に携わる。
帰郷し、当時母が営む筒井経営会計事務所に就職。
平成21年1月、代表に就任。
平成26年9月、税理士法人中央会計社を設立・代表に就任。
(東海税理士会所属 税理士登録番号:109111)
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